佐賀導水事業は、筑後川、城原川及び嘉瀬川を導水路(管路、開水路)で連絡する流況調整河川(総延長:約23km)を建設し、洪水調節、内水排除及び、既存の水利用に支障を及ぼさない範囲で流水の正常な機能の維持と増進(河川維持用水及び河川水質浄化用水の補給)並びに水道用水の補給を行い河川の流水の状況を改善します。
巨勢川調整池及び導水路により、巨勢川東渕地点での最大流量200m3/sを70m3/sに低減させ巨勢川流域の洪水被害の軽減をはかる。
通瀬川、切通川、井柳川、三本松川、馬場川、中地江川、焼原川等の内水を筑後川、城原川、嘉瀬川へ排水し、城原川ダムと一体となって流域の内水被害の軽減をはかる。
城原川(0.1m3/s)、嘉瀬川(0.3m3/s)に不特定用水の補給を行い流水の正常な機能の維持と増進をはかり、佐賀市街部の発展に伴い、生活排水等の流入により河川環境が劣化していることから佐賀市内河川の浄化用水を多布施川に補給する。
佐賀西部地域の深刻な水不足を解消するため新たに水道用水0.65m3/s(56,100m3/日)の補給を行う。
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